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油はダイエットの敵?味方?痩せやすい体に最適な油!

公開日:18.10.19

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「油」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?

「油脂を摂ると太る」ということからあまり良いイメージを抱かないひとも多いはず。
しかし、同じ油でも太りやすいものと太りにくいものがあるんです。
そんな油の種類を知っておけば、美容やダイエットにも効果的!
さっそくチェックしてみましょう。

油(脂質)は、なぜ必要なの?

三大栄養素といえば、
●炭水化物
●たんぱく質
●脂質

この3つですが、炭水化物とたんぱく質を1g摂取しても4kcalしかエネルギーを生み出さないのに比べ、
脂質は1gで9kcalのエネルギーを生み出します。
つまり、少量で多くのエネルギーを作れる良いバッテリーということ。
そして、この脂質は体の表面(皮膚)に潤いを与えるだけでなく、ビタミン類、特に油にしか溶けない性質を持つビタミンA、D、E、Kを体内に吸収させるという大切な働きもあります。

でも摂りすぎるとやっぱり太る


油ものが好き!という人は多いと思いますが、ついつい食べてしまいがちなのにも理由があり、実は油のコクが食事のおいしさを高めるから。

エネルギーや潤いになるからと言って、やみくもに摂取してしまうともちろん太ってしまいます。

そして、前述の通り、炭水化物やたんぱく質に比べ、同じ1gでも高カロリーを生み出してしまうことも大きな原因です。

 

なるべく太りにくい油を選ぶようにして!

油の中には同じ量食べても太りにくい種類の油があります。
「太りやすさ」「太りにくさ」の要因を決める一つが「抗酸化」機能があるかどうか。

体の中の細胞は、酸化することで様々な支障をきたします。
肌の老化、消化吸収機能の低下、むくみ、そして肥満…など。
つまり、抗酸化機能のある油がこれらの問題を解決してくれるということになります。
抗酸化機能をもつ油を下にいくつか示します。

 

・アボカドオイル


通常の油と大きく違うのは、果実であるため食物繊維やビタミンEが豊富だということ。
実は、ほとんどの「太らない油」は、酸化しやすい性質なので、それを防ぐ抗酸化物質と一緒に摂取することが体内で吸収されやすくなるポイント!
抗酸化物質であるビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、セサミンなどが大きな役割を果たしてくれます。
そして、アボカドなので、サラダやパスタの具材、また、スムージーにしたり、と美味しく幅広く利用できるのも大きな特徴です。

 

・グレープシードオイル


その名のとおり、ぶどうの種が原料になっている油です。
この油のメリットは、ぶどう本来の成分であるポリフェノールに加え、ビタミンEがオリーブオイルの2倍含まれていること。
その為、抗酸化物質が豊富です。また、オリーブオイルほどクセもないため、サラダのドレッシングから揚げ油まで、油としての用途が様々です。

 

・ココナッツオイル


温度によって固形や液体に変化するココナッツオイル。
油の性質としては、ラウリン酸という中鎖脂肪酸は含まれており、脂肪燃焼効果があると言われています。
運動前に摂取すると、より効果的!

抗酸化機能をもつ油をいくつか紹介しましたが、もちろん万能ではありません。
これらの油の共通点は、油そのものが酸化しやすいこと。
せっかくの良い油が体に悪影響を及ぼしてしまうことになりかねないので、決まった保管方法は必ず守りましょう。

適量摂取して痩せやすい体作りを目指して♪

1日の目安量は最大でも大さじ1程度。
他の料理でも様々な油を摂取すると思うので、量より質で勝負しましょう。
また、これらの油は、単独ではなく、たんぱく質や発酵食品、ビタミン類(もちろん、油に溶けやすい性質をもつビタミンA、D、E、Kのほうがおすすめ)と組み合わせることで、体内での効果をより発揮させます。
栄養・薬と思って食べるのではなく、美味しく「食事」「料理」として油を摂って、無理のないダイエットを目指して!