ENTERTAINMENT

summer sonic 伝説に残るライヴ

公開日:16.08.23

更新日:19.07.17

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夏フェスシーズン到来!

 

毎年のように行っているけど、規模が大きくなりすぎて食傷気味なあなたも、

楽しそう、行ってみたいと思っているあなたにも、

全然知らない、分からない、そんなあなたにも!

 

今年で17回目の開催となる都市型フェスsummer sonicにおける、伝説のライヴを紹介します。

 

 

09’ NINE INCH NAILS

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Ferenc Szelepcsenyi / Shutterstock.com
2009年2月16日、公式サイトにてこの年の世界ツアーを最後にNINE INCH NAILS(以下、NIN)としての活動を終了することを発表。

 

NINの日本でのライヴは最後かも…

 

開演前、集まったファンの間には静かな緊張感が漂っていました。

そんな中、雨が降り出し、集まった人は約半分に。

多くの人が屋根つきの2、3階席に移動していました。

 

雨はますます激しさを増し、雷がステージを照らします。

 

フロントマンであるトレント・レズナーの鬼のような形相と太い腕、声。

頭上のモニターからも滝のように水が流れ落ちていました。

 

楽器は大丈夫なの!?

という心配は置いておいて。

 

息も出来ないほどの激しい雨の中、水溜まりの中で踊るという経験は人々の心に強い印象を残しました。

 

天候をも演出に変えてしまうのがNINなのです。

 

ちなみに、2013年からはNINとしての活動を再開。

アルバムもリリースされています。

ご安心を。

 

 

 

03’ Radiohead

 

既に有名ですが…

当初予定になかった「creep」を演ったことから、この日は伝説になりました。

 

この曲は彼らの数ある代表曲の中でも、初めてバンドの名前を世界に示すことになった曲。

 

しかし、世に出たばかりの彼らにとって、この曲が足枷となった時期もありました。

98年以降、「creep」はライヴで演奏されることがほとんどなかったのです。

もう2度と生で聴くことは出来ないと考えられていました。

 

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Northfoto / Shutterstock.com
この日、バンドの調子はよく、フロントマンのトム・ヨークも機嫌がよさそうでした。

 

そして、アンコールも終わりのラストに聴こえてきたイントロは…

 

悲鳴に似た地鳴りのような歓声がマリンステージを包みます。

 

この日、この瞬間が、今なお語り継がれているのです。

 

 

夏フェスの魅力は語り尽くせないほどありますが、

一番の魅力は通常のライヴではない環境の中、忘れられない瞬間が訪れるところにあると思っています。

 

 

 

 

読んでくれた方にもそんな瞬間がたくさん訪れますように!