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人生の落とし穴!?今こそ読むべき【お金と闇社会】を描いたマンガ5選

公開日:16.11.28

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怖そうだけど、覗いてみたい世界!

普段は決して光のあたることのない闇社会や裏社会。

そこで繰り広げられるのは、お金を巡る人間同士の醜い争い。

今回はそこにスポットを当てた漫画作品を紹介します。

所詮はフィクション。

されどフィクション。

実話に基づいた作品や、作者が闇社会に実在する人物に綿密な取材を行った上で描いた作品も多数。

ある意味、リアルよりもリアルに描かれた作品かもしれません。

ちょっと怖いけど、見てみたい…!

漫画を通して、アナタの知らない世界を覗いてみましょう。

奈落の羊

きづきあきら,サトウナンキ著

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大学生・修二と、ネットカフェ住人・メイの奇妙な生活を描いた作品。

自堕落な生活を送る修二は、メイをネタにしたネット配信を始める。

リスナーからお金を集めれば、何もかも上手くいく。

そんな弱者晒しでの荒稼ぎを企む修二だったが、物語は意外な方向に!

ネット生配信という現代人らしいツールを通した、お金と人の物語。

一見するとメイが一方的な弱者であり、可哀想なヒロインですが、

社会的弱者を晒すことで目立とうとする修二の心の闇、そしてメイとの関係の変化にも注目です。

 

賭博黙示録カイジ

福本伸行著

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「ざわ‥ざわ‥」の擬音でお馴染みの本作。

自堕落な日々を過ごしていた伊藤カイジが、借金返済の為に様々なギャンブルゲームに乗り込んでいきます。

勝てば一獲千金。

ただし負ければ…命の保証は無し。

何度も瀕死のピンチになりつつも、極限の勝負を切り抜けるカイジの奮闘は必見。

「一生迷ってろ…!そして失い続けるんだ…貴重な機会(チャンス)をっ!」

「今日をがんばった者…今日をがんばり始めた者にのみ…明日が来るんだよ…!」

などなど、自堕落に生きる者たちに冷水を浴びせるような名言も有名です。

 

闇金ウシジマくん

真鍋昌平著

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闇金融『カウカウファイナンス』の営業者・丑嶋馨と、そこに訪れる客達の人間模様を描いたストーリー。

ヤクザ、売春、ドラッグ、宗教…

思わず目を背けたくなるエグ~い描写も多々ありますが、

一般人がひょんなことから闇の世界に引き込まれ堕ちていく様は、

「現代人が陥りそうな闇」として多くの読者の共感を得ています。

丑嶋馨の生粋のアウトローっぷりも、中毒性抜群です!

 

新宿スワン

和久井健著

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新宿を舞台にスカウトの現実を描いた本作。

お金持ちになり、女にモテたいと夢みる主人公、白鳥龍彦。

いつしかスカウトビジネスにのめり込み、のし上がろうと奮闘します。

作者である和久井健氏も元スカウトマンだったこともあり、実体験に基づいた骨太なストーリーが魅力です。

金と女とヤクザと復讐…あなたの知らないスカウトの世界へ。

2017年1月には映画第二弾「新宿スワン2」が公開予定の為、

予習として読んでおくこともオススメします!

 

銀と金

福本伸行著

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「とどのつまり人はみな悪…!」

「どんなに真面目に働いても
金を持たなければ罪人!」

カネを求める悪人達の世界を描いた作品は、上記で紹介した「カイジ」と同じ作者。

あらゆる権力者から金をむしり取る、平井銀二のカリスマ性が魅力。

彼の野望は小金稼ぎではなく、何と「すべての企業の統治」し一国を買うこと!

さすが、スケールが違います…。

ある意味でこれが、真の政治経済の教科書なのかもしれません。

 

アウトロー系マンガは、現在社会を生き抜くヒント!?

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いかがでしたでしょうか?

好き嫌いの分かれるこのジャンル。

けれども厳しい現実に悪戦苦闘しつつも、体を張り知恵を絞るのが、これらのマンガの登場人物たち。

そんな姿を見て…

「頑張ってみようかな」

と勇気付けられるのは私だけではないはず。

まだまだ読書の秋。

是非、恐ろしくも面白い世界を、覗いてみてくださいね!