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【いまさら聞けない】初詣のアレコレ。失敗する前に予習を!

公開日:16.12.29

更新日:19.07.17

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2016年も残りわずか。

12月最大ノイベント「クリスマス」も終わり、あとは新年を迎えるだけ。

お正月といえば、

恋人と、家族と、友達と一緒に初詣に行かれるかたも多いのではないでしょうか。

でも、如何して初詣は、お正月の間に行うのが通例なのかはご存知でしょうか。

実は、お正月に済ませるのが望ましい理由がちゃんとあるんです!

そして、ただ神様にお祈りすればいいというものでもないんです!

大切な一年の最初のイベント「初詣」で失敗しないために

何故、初詣の歴史と、正しいお祈りの仕方をご紹介させていただきます!

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初詣の歴史
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今では新年を迎えてからお参りに行くのが一般的ですが、

実は、元々は【年籠り(としこもり、としごもり)】と呼ばれ、

家長が大晦日の夜から、元日の朝にかけて、氏神(一族が祭る神様、もしくはゆかりの深い神様)の社に籠る習慣があり、

これが時代の変化とともに、徐々に大晦日の夜ではなく、元日の朝だけ社に籠る習慣となり、

やがて、社にお参りにいく「元日詣」(がんじつもうで)となり、今の初詣の習慣ができあがったのです。

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正しい初詣の仕方
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初詣は、お賽銭を入れて、鈴を鳴らしてパチパチ手を叩いて…。

違います!

正しい初詣の仕方は、実は社に到着した時から始まってるんです!

1、社についたらまずは鳥居をくぐる!

神社などは言わば神様の家。

当然、家ですから、玄関がありますよね。

神様の家に無断で入るのはNG!ちゃんと玄関で挨拶をしてからお邪魔しましょう!

その玄関の役割を担っているのが鳥居です。

まず、社についたら、鳥居をくぐる前に、軽く会釈をしてからくぐりましょう!

2・参道の歩き方にもルールあり!

玄関を通ったからといって、神様がいる場所まで、参道の真ん中をドカドカと進むのはNGです!

参道の真ん中は、正中(せいちゅう)と呼ばれ神様だけの道です。

参道では、左右どちらかの端を歩きましょう。

3.手水舎(ちょうずや、てみずや)の使い方!

神様に会う前に、まずは身体のけがれを払うために、境内に設けられている手水舎にたちよります。

水は古来よりけがれを洗い流すものと考えられています。

柄杓で水を汲み、左手、右手、の順で水をかけ、最後に左手に水を受け口をすすぎます。

くれぐれも直接、柄杓で水を飲まないように!

そして使った柄杓は元の場所にもどしましょう!

4.いよいよ参拝!その前に…。

準備も終わりいよいよ神様にお参りに!
でもその前に、身だしなみをもう一度チェックしましょう。

目上の人に挨拶に行くときに、帽子を被ったままだったり、コートやマフラー、手袋をしたままでは失礼にあたりますよね。

神様の前でも同じです。

ただ、初詣の場合はとにかく混雑してますから、特に脱ぐ必要はありませんが、きちんと着こなせてるかはチェックして神様に失礼のないようにしましょう。

5.神様へのご挨拶の仕方!

さぁ、次はいよいよ神様へ一年の幸福をお願いする時です。

でも、これも目上の方と話す時と同じく、いきなり用件を伝えるのは失礼にあたります。

きちんと挨拶をした上でお願いをしましょう。

具体的には…、

神様の前にすすみ姿勢を正し、

賽銭を賽銭箱に入れてから、鈴を鳴らします。

もう一度姿勢を正したら、二拝二拍手一拝の作法で拝礼しましょう。

90度の礼を二回行い、胸の前で二回拝み、もう一度90度の礼を行います。

神様にお願いするタイミングはここ!

二拍した後ではなく、最後の一礼の間に行うのが正しいお願いの仕方です!

心の中で、手短にお願いを念じましょう!

6.参拝の最後には…。

玄関から入ってきたのですから、当然玄関から出るのがマナー。

帰る際も鳥居をくぐり、くぐり終わったら振り返り、神様にむかってもう一度軽く会釈をしましょう。

そして、参拝が終わったら、途中で福を落としてしまわないようにまっすぐ家に帰りましょう!

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最後に
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いかがでしたか?ご年配の方なら、こんなこと知って当然!と思われているかもしれませんが、

実は今まで見よう見真似でした。という方も多かったのではないでしょうか?

この機会に是非、正しいお参りの仕方を予習して、

恋人や家族、友達との初詣の際に、実践してみてください!

礼儀をわかっていると関心され、神様からの好感度もアップするかもしれませんよ!

 

◆お賽銭の豆知識

神様へのお賽銭はいくらでも構いません(気持ちの問題ですので)が、。

10円は、遠縁といわれ、縁が遠のく暗示

500円は、これ以上硬貨(効果)がない暗示

となってしまいます。

出来れば、5円(ご縁)、50円(五重の縁)、100円(100の縁)、

もしくは、お財布と相談の上で、紙幣を使うようにしましょう!